アトリエ トポス 便り
2018年 12月 17日
前回ブログの後編。
道の駅で幸せ気分で野菜を購入し、お正月のお飾りを購入した僕。
親切な地元の方にしめ縄の飾り方を教えていただきました。
しかし!その内容をメモにない僕・・・。
頭からはすぐに消えていきました。
「あ・・・残念・・・ネットで調べよう・・・」と思いながら道の駅を後にする僕。
トイレ休憩ののために道の駅の直ぐそばのコンビニに車を駐車します。
と、駐車場には地元の方とお見受けする年配男性が。
「よしっ!この方にもう一度しめ縄について尋ねよう!」
「分からないことは、聞くだ!」
早速、尋ねます。
僕「すいません、分からないことがあります。お忙しいと思いますが3分、5分お時間ください。
カクカクシカジカで、情けないですが全くしりません」当たり前です、深々と頭を下げます。
仙人のようなあごひげをたくわえたその男性は、
「ん? 突然やな、しかし、教えておげましょう」と言ってくだしました。
僕「あっ、メモ取りたいんでお願いします」
男性「しめ縄のことか。いいよ。いいよ」
しめ縄についてお聞きします。
男性「それはな、こうこうで、こうこうなんやで、だんだんも必要かな」
男性「だんだん・・・みかん・・・かな・・・必要ですね」
僕「だんだん?」
僕「だんだんって、何ですか?」
男性「だんだん、知らないんか、ん~ん」
何もかもを知らない自分、馬鹿です。
すると話がそれていき、その男性のご家族の話になってきました。
それならだ、僕も僕の話をしないといけません。
そんな中、大事なお話しをしていただきました。
男性「私には、君と同じ年の子供。長男がいる。その下にも二人いる。
息子は職人をしていて、今は関東ににいる、私も昔職人やった。初孫を見れた時は本当に幸せだった。
僕が若いときは高度経済成長期で、どんどん仕事があった。今はなかなか厳しい。
僕は、一生懸命に働いた。子供の学費、給食代。一生懸命働いた。僕は。僕は、やで、
子供に恥をかかせたくなかった。だから仕事ではたくさん頭を下げた。仕事をいただくために」
こんな話を聞けて、「分からないことは、聞く」と思った。
男性「君の気持ちもわかる、聞きたくない、親しい近い人には聞けない。 私にもある」
男性「でもね、一番うれしいは、君みたいな若い人と話せて私うれしい。
しめ縄で神様が。なんかの縁ちゃうかな、こんなに話せたのわ」
その言葉を聞いた瞬間、僕は頭の中が「白くなった」
もうすでに3分、5分は過ぎている。
30分くらい男性とお話ししている。
僕は、たばこが吸いたくなった。
男性もたばこを吸われる。
立ち話は、なんだから喫煙スペースへ移動する。
当たり前に、
「たばこ、いただきます(自分のたばこ)」
の言葉を男性に言う。
僕は思った。
親が子供を思う気持ちを少し知ることができた。と。
いろいろとあったかもしれない男性だが、その道で一生懸命お仕事されたことを。
そして、その男性がおっしゃった言葉がまだ胸に残っている。
「南丹、美山、どんどん奥に行きなさい。もっと温かいから」
「僕は自分で、しめ縄の縄を作れるやで」
とおっしゃった言葉を。
都会的なSuchmosの音楽を聴きながら、帰宅の道を走った。
アトリエ トポス
道の駅で幸せ気分で野菜を購入し、お正月のお飾りを購入した僕。
親切な地元の方にしめ縄の飾り方を教えていただきました。
しかし!その内容をメモにない僕・・・。
頭からはすぐに消えていきました。
「あ・・・残念・・・ネットで調べよう・・・」と思いながら道の駅を後にする僕。
トイレ休憩ののために道の駅の直ぐそばのコンビニに車を駐車します。
と、駐車場には地元の方とお見受けする年配男性が。
「よしっ!この方にもう一度しめ縄について尋ねよう!」
「分からないことは、聞くだ!」
早速、尋ねます。
僕「すいません、分からないことがあります。お忙しいと思いますが3分、5分お時間ください。
カクカクシカジカで、情けないですが全くしりません」当たり前です、深々と頭を下げます。
仙人のようなあごひげをたくわえたその男性は、
「ん? 突然やな、しかし、教えておげましょう」と言ってくだしました。
僕「あっ、メモ取りたいんでお願いします」
男性「しめ縄のことか。いいよ。いいよ」
しめ縄についてお聞きします。
男性「それはな、こうこうで、こうこうなんやで、だんだんも必要かな」
男性「だんだん・・・みかん・・・かな・・・必要ですね」
僕「だんだん?」
僕「だんだんって、何ですか?」
男性「だんだん、知らないんか、ん~ん」
何もかもを知らない自分、馬鹿です。
すると話がそれていき、その男性のご家族の話になってきました。
それならだ、僕も僕の話をしないといけません。
そんな中、大事なお話しをしていただきました。
男性「私には、君と同じ年の子供。長男がいる。その下にも二人いる。
息子は職人をしていて、今は関東ににいる、私も昔職人やった。初孫を見れた時は本当に幸せだった。
僕が若いときは高度経済成長期で、どんどん仕事があった。今はなかなか厳しい。
僕は、一生懸命に働いた。子供の学費、給食代。一生懸命働いた。僕は。僕は、やで、
子供に恥をかかせたくなかった。だから仕事ではたくさん頭を下げた。仕事をいただくために」
こんな話を聞けて、「分からないことは、聞く」と思った。
男性「君の気持ちもわかる、聞きたくない、親しい近い人には聞けない。 私にもある」
男性「でもね、一番うれしいは、君みたいな若い人と話せて私うれしい。
しめ縄で神様が。なんかの縁ちゃうかな、こんなに話せたのわ」
その言葉を聞いた瞬間、僕は頭の中が「白くなった」
もうすでに3分、5分は過ぎている。
30分くらい男性とお話ししている。
僕は、たばこが吸いたくなった。
男性もたばこを吸われる。
立ち話は、なんだから喫煙スペースへ移動する。
当たり前に、
「たばこ、いただきます(自分のたばこ)」
の言葉を男性に言う。
僕は思った。
親が子供を思う気持ちを少し知ることができた。と。
いろいろとあったかもしれない男性だが、その道で一生懸命お仕事されたことを。
そして、その男性がおっしゃった言葉がまだ胸に残っている。
「南丹、美山、どんどん奥に行きなさい。もっと温かいから」
「僕は自分で、しめ縄の縄を作れるやで」
とおっしゃった言葉を。
都会的なSuchmosの音楽を聴きながら、帰宅の道を走った。
アトリエ トポス
by topos-ibasyo
| 2018-12-17 00:24